身代金、
被害報告数が昨年の
8.7倍に!
猛威をふるう
ランサムウェア

身代金、被害報告数が昨年の8.7倍に!猛威をふるうランサムウェア


『「身代金」要求ウイルス急増』

「パソコン内のファイルに勝手に暗号をかけられ、元の状態にするための金銭支払いを迫られるウイルス感染が急増している。「ランサム(身代金)ウェア」と呼ばれ、セキュリティー会社はファイルのバックアップをとるといった対策を呼びかけている。 (中略)
セキュリティーソフト大手のトレンドマイクロによると、今年1月から3月のランサムウェアの国内での検出数は、前年同期の約900から約8300と約9.2倍に。法人・個人を合わせた同時期の被害報告件数も約100件から約870件に増えた。 」

(2016年5月25日 朝日新聞 朝刊)より抜粋


怪しいサイトを見なくても、
感染の可能性がある!?

朝日新聞によると、ランサムウェアと呼ばれる「身代金」要求ウィルスが急増。その被害報告件数は、この1年で8.7倍になったという。
ランサムウェア(Ransom<身代金>+Software<ソフトウェア>の造語)は、 PCをロックしたり、ファイルを暗号化したりして使用不能にし、元に戻すことと引き換えに「身代金」を要求する不正プログラム。最近は、PCのみならず、スマートフォンにも被害が及んでいる。
ランサムウェア多くは、メールの添付ファイルやウェブサイトの閲 覧等を介して感染する。怪しいサイトは見ないから大丈夫、と思っていても、脆弱性を放置したままのPCだとウェブサイトを閲覧しただけでランサムウェアに感染してしまうケースがある。情報セキュリティ対策の甘い中小企業はターゲットになりやすいので、特に注意が必要だ。

<ランサムウェアの被害イメージ>

ランサムウェアの被害イメージ

ランサムウェアの被害イメージ

「鍵」欲しさに攻撃者の要求を
受け入れてしまうのは大変危険

ランサムウェアには、PC上の一部機能を使えなくするタイプや、ファイルを暗号化して開けなくしたりするタイプがあるが、最近は後者が増加傾向にある。ファイルが暗号化されると、それを修復するためのツールが必要となる。つまり、攻撃者が持っている暗号解除の「鍵」がなければ、ファイルは元に戻らない。
だから、暗号化される被害に遭ってしまうと、鍵欲しさについ攻撃者の要求を受け入れてしまうという事態に陥りがちだ。身代金は、個人の場合で3万円程度が相場。法人の場合は、数10万円から数100万円に及ぶこともあるという。
脅迫に屈して金銭を支払うことは犯罪資金の獲得に貢献してしまうのみならず、犯罪者に自身の情報を渡すことで更なる被害を引き起こす可能性もあり、大変危険なので、絶対に避けたい。 第一、身代金を支払ったところで、元に戻る保証はどこにもないのだ。

複合的な対策で
リスクを最小化することが肝心

ランサムウェアを一つの手段で防ぐことは不可能だが、攻撃方法を理解し対策すれば、リスクを最小限にすることはできる。
まずは、メールの添付ファイルやリンクの URL を 不用意に開かないことや怪しいサイトには近づかないことが基本。と同時にウイルス対策ソフトを導入し、OSや他のソフトウェアとともに常に最新の状態に更新しておくことが重要だ。 また、万一のことを考えて、重要なデータは外部にバックアップしておくことをおすすめする。

ランサムウェア対策のポイント

POINT1
メールの添付ファイルやリンクのURLは不用意に開かない。
POINT2
怪しいサイトには近づかない。
POINT3
ウイルス対策ソフトを導入する。
POINT4
OSやソフトウェアは常に最新の状態に更新する。
POINT5
万一に備え、重要なデータは外部にバックアップしておく。